今年も残すところあと4時間弱となりました。福島県生物同好会会員の皆様は,やり残したことはございませんか?
私にはやり残したことなんてありません。常に,自己実現に向けて全力投球。悔いのない人生を送っていますから!
,,,嘘です。すみません。
9月の末に実施した佐渡ヶ島での観察会を,ブログにアップしようと思っていたのに,あっさりと日常の喧騒に流されて先延ばしにしてしまいました。一方で参加者の皆様は,ハイクウォリティな画像を続々とSNSにアップロードされる。私はといえば,「いいね!」を押しながら,完全にタイミングを逃したことを悟ったのでありました。
最後のチャンスです。年末のご挨拶にかこつけて,佐渡ヶ島の観察会の様子をご報告します。
行きは16:00新潟発,18:30佐渡ヶ島着のおけさ丸(佐渡汽船)という船に乗船しました。福島大学からだと,12時に出発してちょうどよかったと思いますが,方向感覚に自信のない方は,さらに30分くらい余裕を見ておいた方がよいかもしれません。新潟の道路は複雑で,途中で道に迷い,あわや乗り遅れるところでした。別の車は,間違えて新日本海フェリーの乗り場に向かってしまい,やはり乗り遅れそうになりました。ちなみに,13時に大学を出発した車は,乗り遅れました(笑)。
船内の様子です。お酒が飲める席と飲めない席があります。宴会を始める前に確認しましょう。
餌をやる乗船客が多いためと思いますが,人がいる場所にカモメが集まってきます。
でも,野生生物に餌を与えるのは,あまりよいことではありませんね,,,。
メインは二日目でした。新潟大演習林トレッキング組と,海岸ドライブ組に分かれて行動しました。私は海岸ドライブ組でしたが,生き物以外にも見るものが沢山あって楽しかったです。
今回は,主に大佐渡の北側をドライブしましたが,かっこいい地形が沢山ありました。この写真は岩谷口にある心霊スポット的な洞窟です。「竜眼の池」という伝説もあるらしく,手書きのパネルが設置されていました。写真は,バッドディテクターでコウモリを探そうとしているところです。残念ながらコウモリはいませんでした。
上の写真は大野亀と呼ばれている,独特な形をした丘。大野亀はトビシマカンゾウの自生地として有名ですが,ジオサイトとしても登録されいています。地層の間に溶岩が入り込んで形成された地形らしいです。下の写真は海岸の岩場に生えるクロマツ(たぶん)です。特に佐渡の観光資源としてアピールしている感じはありませんでしたが,大佐渡の北側にはこのような風景がいくつもあり,とても風情がありました(写真が下手くそなので,イマイチ伝わらないかもしれませんが。)。
佐渡ヶ島に行ったら見ずには帰れません。トキです。上の写真はトキの飼育個体,下の写真はトキの野生化した個体と野生のアオサギです。RICHOのWG-40wで撮影していますが,近づくと逃げてしまうので解像度が粗々です。
トキを撮るなら,この人たちのように本気のカメラで挑まないとダメですね。二人とも,バシャバシャバシャバシャ~!って感じで撮影していました。
トキのポストと,着ぐるみと,ステッカーです(車はレンタカー)。ステッカーは,「私はトキを大切にする行動をとると誓います。」的な誓約書(?)的なものにサインをすると,もらえます。トキに対する島民の思いが熱すぎて火傷しそうでした。
ちなみに,日本のトキは2003年に最後の個体が死亡し,絶滅しました。現在,佐渡ヶ島に生育しているトキは,中国大陸の個体を人為的に導入したものです。しかし先日,環境省のレッドリストにおけるトキの扱いを「野生絶滅」から「絶滅危惧IA類」へと,1ランク下げることが検討されているというニュースが報道され,巷をにぎわせています。
実は,コウノトリでは既に,再導入個体群を「絶滅危惧IA類」とする措置が講じられています(今回ほど話題にならなかったような気がしますが,知名度の問題?)。再導入した個体が定着するのは喜ばしいことですが,「いちど絶滅したものは戻らない」という事実が見えにくくなってしまうのは,やはりよくないと思います。これを機に議論が進み,「再導入された集団でかつ,絶滅危惧種と同じように保全していく必要のある種」という意味合いの,新しいカテゴリーができるとよいのかもしれません。
よしっ。そろそろ満足です。もう思い残すことはありません。ないかな,,,。いや,今更思い出しても仕方がないじゃないか。そのための忘年会だったじゃないか。
もう,やり残したことはあきらめて,新年を迎えましょう。
皆様,良いお年を。
(水澤)







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